お父さんの手作り 大好きカレー「ビーフ カレー」(4人前をつくる場合)

 

お父さんの手作り 大好きカレー「ビーフ カレー」(4人前をつくる場合)

 

1 材料:①飛騨牛のロース:300グラム、②野菜:たまねぎ:中2個、じゃがいも:中5個、きのこ:エリンギ中4個、にんじん:中2本、ピーマン:中3個、残り野菜:100グラム程度、にんにくとねしょうが③調味料:塩、コショウ、カレー粉、オールスパイス、パブリカ、有機シナモン、薄力小麦粉を適量。

2 調理の基本

  • 食べ易い大きさ:葉もの野菜:はくさいなどを茹で上げた場合、長さ4センチ以内に切る。
  • にんにくのみじん切り:。にんにくは球根の一つのりん片をはがし、球根の下部にある根の部位を切り落とし、縦に半分切り、折り広げて、表皮を剥ぎ取る。

燐片を縦に薄く切れ込み、一方も同じ様に切りこむ。それを横に切り込むとミジン切りは早く
できる。より細かくするには、包丁の左背(刃の反対側)を左手の指で押さえ、右手で包丁の柄の部分を小さく上下させて、小さく移動させながら切り進むと、より細かく切ることができる。

  • 根しょうがのみじん切り:養分を生かす場合は、表皮は取らずに、適当な大きさに切り、薄めに
    切り、薄めに切ったものを細く切る(細きり)、細切りのものを横に切るとみじんに切れる。より細かくするときは、包丁の左背(刃の反対側)を左手の指で押さえ、右手で包丁の柄の部分を小さく上下させて、小さく移動させながら切り進むと、より細かく切ることができる。

3 下ごしらえ:
1)①の牛肉を一口大に切り分け、スチールバットに入れ、その上から③調味料を適量、ふりかけ、調味料と小麦粉を軽くまぶし、寝かせ(室温で放置)ます。

 2)野菜類:

(1)じゃがいも:容器(材料に変質を与えないスチール製が良い)に水を満たし、材料をいれ、たわしなどで泥の汚れを落とし、ピラーなどで表皮を剥き、奇麗な水を満たした容器に剥いたじゃがいもを入れ、全ての材料の表皮の皮が剥き終わったら、縦横半分、4つに切り、奇麗な水を満たした容器に戻しいれる。30~60分程度、水に浸けておく、これは、煮崩れを防ぐためです。

(2)たまねぎ:火のとおり易い様に切り分けることが目的です。上部(茎の痕)と下部(根の部位)を切り、縦半分に切り、褐色の表皮を剥ぎ、半分にしたたまねぎを横切り、巾は5ミリほどにきり分ける。終わりの部分は、適当な一口大より小さめに切り分ける。残りの半分についても同様にして切り分ける。

(3)にんじん:奇麗な水で材料を洗い、上部の茎痕の部位と下部の部分を5ミリほど切り落とし、表皮はピラーで浅く剥ぎ落とす。表皮をつけたままにすると、小さく切り放置したとき、切り口は黒く変色(酸化するのか?)し、料理の仕上げの色に影響を与えるものと思われる。

下部3分の1を横に切り落とし、上部を縦3等分に切り分け、外側の部位は、縦半分に切り分け、サイコロ(約1.5センチ立法体)になるように切り分ける。中間部の部位は、縦に3等分に切り分け、横はサイコロの大きさに切り分ける。
 すなわち、サイコロの大きさ(約1.5センチ立法体)にきり分けることは、火のとおりと食べやすくするためです。

 (4)エリンギは根元の汚れた部分を切り離し、2分の1に切り、下部は1センチ巾に輪切り、上部は縦3分の1に、それを縦半分に切り分ける(食べやすい一口大に切り分ける)。

 (5)ピーマンや残り野菜:食べ易い大きさに切り分ける。冷蔵庫などの野菜室に残る材料を使用しますが、腐食、カビの付着した根菜類(だいこん)や黄色く変色した野菜は使用しないこと、トマトなどの果菜類も具材としてもよい。

 (6)にんにくと根しょうが:いずれもみじん切り根しょうがも同じ、表皮をとらない場合、その含む養分は生かされるが、厳密にいえば、煮込みの出来上がりの色に幾分かの濁りがでるであろう。色よく煮上がりを良くする場合には、表皮の部位を削りとることになる。

4 煮込み

(1)フライパンにオリーブオイルを入れコンロに置き、コンロを点火し、フライパンを熱し、みじ
ん切りのにんにくを一つまみフライパンの中に落として、すぐに、アワが炒め、香りがついた状態になったら、のこりのにんにくと根しょうがをいれ、軽く炒め、1)の肉を入れ、肉の表面に焼き色がついたら、コンロの火を止め、煮込み鍋に、炒めた肉を入れる。

(2)上の(1)で使用したフライパンにオリーブオイルを適量入れ、たまねぎの細切り「2)-(2)」をやや色づくまで炒め、煮込み鍋に入れる。

(3)上の(2)で使用したフライパンに、オリーブオイルを適量入れ、にんじんを入れ、にんじんにオイルをまぶしたら、「2」-(4)のエリンギを入れ、軽く炒め、煮込み鍋に入れる。

(4)上の(3)で使用したフライパン(テフロン加工がないフライパンはオリーブオイルを適量入

れる)に、「2」-(5)」ピーマンや残り野菜を上で使用したフライパンで軽く炒め、煮込み鍋に

入れる。
(5)同様に、じゃがいもを同じフライパンで炒め、煮込み鍋に入れる。
(6)煮込み鍋にいれた具材を軽く混ぜ合わせ、カレールーのレシピ(作り方)に沿った水を加える。
  一般的には5人前の場合、水は600cc位を入れ、弱火で煮込む。やや茶色の灰汁が油に付着した
  状態となったら、灰汁用お玉(網付のもの)で灰汁と油を掬い採り、数回ほど行い、その都度水で

洗い落とす。灰汁を採ることは、料理の基本ですので、仕上げを丁寧にするためにも、こまめに灰

汁は採ります。

(7)カレールーのブイヨンを入れ、軽く混ぜ、赤ワイン、ガラスープの素を入れ煮込み、塩加減を食
味する。じゃがいもに串(長め竹串)を刺し、やや煮あがった状態のころ、の火を止め、具を軽く混ぜ、具の荒熱をとり、カレールーを小さめにちぎり、鍋に入れ、軽く混ぜ合わせ、ルーが全体に解けたら、弱火で10分から20分ほど煮込む。

5 出来上がり

 ○食味して、塩加減を確かめる。

 ○やや浅めのお皿に半量ほどご飯を盛り、肉、じゃがいもとエリンギ、にんじんなど適宜取り合わせたカレーをお皿半分に盛り、福神漬け、らっきょうの甘酢漬けなどを添える。

以上